附下着尺「菊水文様」

北海道はすっかり秋めいてきた季節になり、来週の天気予報には
雪のマークも見るようになり、いよいよ冬支度の始まりです。



店頭では明日まで「秋の甲州印伝フェア」を開催しておりますが、
本日は附下のご紹介を。





「附下着尺 菊水文様」


時のうつろいをも表現した情緒的な文様を、「菊」には地色の
濃淡な色糸を用いた京刺繍で豪華さを表し、「水」には友禅を施して、
清々しい時のうつろいをも表現した情緒的な作品です。


訪問着のような総柄ではなく、あえて豪華さを求めた飛び柄の格調高い品。



飛び柄の附下着尺でも、刺繍と友禅の見事な仕事から、合わせられる帯で
様々なシーンにご活用頂ける逸品ではないでしょうか。






菊花文様は、水辺の菊は神秘的な力を持つものとされ、長寿と若返りの
象徴として季節を問わず用いられる吉祥文様。


菊水、菊慈童、着せ綿など物語として伝えられたり、水、露、酒と
結びついて、神秘的な力をもつものとして古くから尊ばれてきました。






胸柄にあたるこちらの菊は、あえて水を用いずシンプルに菊文様
だけの刺繍であしらいました。


掛衿にも柄を入れずに、出来るだけスッキリとした中に格調高い
着姿を求め、図案の配置にもこだわり、お茶会などお座りの多い
場面に刺繍の位置を膝下に入らぬようバランス良くしています。





濃地の袋帯を合わせることで秋の季節感を演出して、控えた中に見え
隠れする品格の良い合わせ方もこの時期ならではの合わせ方ですね。





また、初釜やおめでたい席などには金糸が入った薄地の袋帯を合わせる
ことでグッと格調高くなりますね。


四丈物の高砂縮緬の白生地から染めておりますので、八掛地も共生地です。



観劇、披露宴、お茶会など様々なシーンにご活用頂ける
「菊水文様」の附下着尺をご紹介いたしました。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「秋の甲州印伝フェア」
10月20日(水)〜 25日(月)6日間
パラボ2階 宮川呉服店特設会場

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp
●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー