2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋冬の帯合わせ

10月も残すところあと僅かとなり、いよいよこれから北海道では冬の 厳しい季節が待ち受けています。 店頭では七五三の飾り付けも終わり、秋から冬にかけての陳列へと色の 深みを増していきます。 錦本袋帯「裂取花兔文」。 この秋冬に深みの増す地色と映える…

白綸子長襦袢

長襦袢というものは、おきものをお召しになられる際には 非常に重要な役割を果たす他、一番身体に沿うためにその生地の 善し悪しで着心地そのものが決まってしまうのです。 当店での定番品として、加藤萬製・白綸子襦袢地は上品な光沢感を保ち、 裾にかけて…

士乎路紬②

秋晴れが続く北海道・北見地方ですが、昨日京都から来た お取り引き先は京都との気温差にやられて、すっかり風邪を引いて しまったようです。 本日は、以前も紹介した士乎路(しおじ)紬のご紹介。 能登半島は別名、士乎路(しおじ)と呼ばれ、この能登半島…

漆箔のこと

先日まで開催されていた川島織物展の中で、京都から来場して頂いた 伝統工芸士・松井先生の手掛ける技「漆」。 漆は空気中の水蒸気が持つ 酸素を用い、生漆に含まれる酵素(ラッカーゼ)の 触媒作用によって常温で重合する酵素酸化および空気中の酸素による …

有り難うございました

10月4日(金)からパラボ5階 催事場にて開催されました 「創業170周年 悠久の美 川島織物展」が昨日をもちまして無事に 終了させて頂きました。 この度のプレミアムとなりました川島織物展では、門外不出の史資料と して知られる「断機の綴」が特別展示とな…

断機の英断

婦人画報2013年11月号(10月1日発売)に、 ★進化する川島織物セルコン「真善美(まこと)」の仕事が掲載。 その中には「川島の心の訓え」として大正時代に制作をされた 「断機(だんき)の英断」が2ページに渡り紹介されています。 4日(金)から開催される…

綴なごや帯「四君子文」

9月もあっという間に終わったような気がするのは私だけでしょうか、 今年もも残すところあと3ヶ月となった10月に突入です。 10月4日から開催される川島織物展では織文化の歴史的史資料の一般公開に 伴い、創業170周年を記念した新作が続々と入荷。 いつの時…