講演会終了

8月5日という日は果たして巡り会わせがあるのか、かれこれ数年前の
同じ日も数ヶ月に渡る準備を経て、大きな行事主管を担当をしたことを
ふと思い出した目覚めの朝。


今回の講演会開催にあたり幾度にも渡り会議を重ね、会場下見から
各担当の確認作業からタイムテーブルを何度も読み返しても、
どこか不備があるのではという不安要素しか思い当たらない、それでも
当日の朝はやってきます。




前日準備には確認ができていたことも、当日は講師である太田先生の
送り迎えや終始の接待に付きっきりのため、一体どれくらいの人が今回の
講演会に来て頂けているのか把握ができない中時間過ぎお手伝いが集まり
緊張の中、無情にも呈茶席がオープンとなるのです。




床には淡々斎筆「青山」。
青年部の席には少々重たい掛け物になったのかもしれませんが、
これが最後の単体行事となるため少しだけ背伸びをしてしまいます。




一席目の正客に太田先生を送り届けたところで少しの間、やっと全体を
見渡すことができると思いロビーエントランスに向かうとそこには大勢の
人が溢れている。


青年部の皆が心配していたのは一体どれくらいお客様が来場されるのか、
まして当日は朝からの雨で足下も悪い。
しかし皆の心配を他所に、たくさんの方々が太田先生の講演会に足を
運んでいただいたことが何よりも一番の嬉しさとなる。




講演会では、たくさんの方々が太田先生のお話を真剣に聞いている姿を
舞台袖で見ているだけで、これまでの苦労が報われた気がするのと同時に、
噛み噛みだった主催者挨拶を反省する自分がいます。




裏千家を問わず、他流派の方々にも通じる話や全く茶の道に通じない方にも
真剣に聞いて頂けた今回の講演会は、太田先生の人柄からなのか一緒に
過ごしていくに連れてどんどん惹き付けられる魅力なのでしょう。




呈茶席は講演会の前後に渡り、お手伝い頂いた皆が緊張の中でも楽しく
一致団結をして時間が経つに連れて連携が良くなる微笑ましいひと時。




席中の菓子銘は「夏衣」老松製。
何度も何度も電話でのやり取りの後、事前に送ってもらった試食より
美味しく感じたのは皆で団結した達成感もあってなのだろう、今まで食した
どの菓子よりも格別だったのは言うまでもない。





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