日も短くなり、

昨日から続く雨は今日も止むこと無く、秋から冬へのカウントダウンなのか
気温も終日一桁台で推移して、本当に寒くなったと実感する寂しい季節。


この時期は特に日照時間も短く、午後からお邪魔したお客様宅で
ついつい長話になったところ、それではと外に出るともうそこは
薄暗く、息も白いといった具合。


いっそのこと雪が降り積もった方が景色が明るくなるのに、
とブツブツ思いながら帰店する毎日が続いています。




宝尽しの文様はきものの意匠としては多く使用されていて、
主におめでたいとき等に重宝されています。


こちらの小紋は、梨地のようにシボ感が強く光沢のある生地に
型染で染色されている気張らない一枚。


クリーム地をやや一色抑えた落ち着いた地色に、指し色は
派手派手しくならないように、あえて少し錆びた色目で染めることで
年代幅も広がり、帯び合わせによってより普段着感覚でお召しに
なられるのではないでしょうか。




この時期は、文化祭や秋の大寄席茶会など、気軽にお出かけになられる
催しも多いはず。


取り合わせる帯ひとつで雰囲気が変化するのも、取り合わせの
醍醐味でしょう。
卒のない、無駄にはならない一枚といったところでしょうか。




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