あずま袋

あづま袋とは「吾妻袋」とも書き、元々は風呂敷を縫い合わせて袋状にしたもの。

古来より包む文化のあった日本に西洋の文化が浸透し、包み物から袋物の
過渡期に作られたものと考えられます。




四角い風呂敷を持ち運んだときに比べて美しい形になる上、
生地から切り出す時にも無駄が一切発生しない仕様は考えられた
知恵があってのもの。


風呂敷と違い、はじめから袋状になっているため、モノを入れやすく、
かなりの容量にも対応することができる優れものなのです。




さっとモノを入れ、2つの三角形を結んで袋を閉じれば
そのまま持ち手となり、使い終われば畳んでしまうとかさばらない
のが特徴です。


日本伝統の入れ物である風呂敷が、より持ち運びに便利に進化を遂げた
あずま袋はまさに道具の美といったところでしょうか。




写真の品は正絹地に絞り友禅柄。金額いずれも5,040円(消費税込)





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