シルク・レポート

この度、業界誌でもある一般社団法人大日本蚕糸会 蚕糸・絹業務
提携支援センター発行「シルク・レポートNo.37(2014.7)」に
宮川呉服店が北の大地の呉服屋として掲載されました。



こちらに掲載された記事から一部抜粋してではありますがご紹介
したいと思います。


【宮川呉服店の歴史】
株式会社 宮川呉服店は明治35年、初代・宮川喜代松が滋賀県より北海道
紋別の地にて宮川呉服店を開業して以来、今年で創業112年となります。
当時の北海道は開拓期真っ只中の厳しい環境でしたが、行商なども積極的に
取り組み昭和26年には法人・宮川呉服店に社名を変更し、その間2度の
社屋火災による仮営業もありましたが、現在まで大過なく営業させて
頂いております。



【店づくりのコンセプト】
現在の代表は5代目となる宮川寛隆は大学卒業後、大阪心斎橋「小大丸」
にて4年間の修行を終えて平成11年に帰店。
修行時代に徹底的に叩き込まれた呉服の知識に加えて日本のしきたりの
大切さを重きに、心の通う膝を交えた商売に取り組んでおります。


平成19年には北海道北見市に呉服専門店を出店後、平成22年に
代表取締役に就任、現在も呉服専門店としてお客様のご満足して
いただける店づくりに努めております。




「ほんもの」をお客様に手に取って知ってほしい、というのが当店での
理念です。
「ほんもの」とは決して高額なものをいっているのではなく、
それは日本古来より続く先人たちの技や造形美を、現代に受け継いで
いるものだと考えております。


売り手側は一枚を手に取っていただいたお客様に、どのようにして
生まれてきた品物なのかをしっかりと説明する責任があるのと同時に、
その品質の善し悪しを判断すべき「目」を持っていなければなりません。



【純国産絹マーク所得の意義】
純国産マークを取得したのはそのためでもあります。
私たち売り手は普段からお客様(エンドユーザー)と接している中で、
養蚕農家の方々や白生地を織り上げる職人さんの思いと品質を直接
お伝えできる立場にあります。
例えば養蚕農家さんが東北地方にあり、そこには絶えず努力を惜しみなく
されているから出来る蚕があることを初めて知ったと言われたお客様も
いらっしゃいました。




【きものを売るということの意義】
先日もお嬢様のご婚礼道具として晴れ着をお探しにお客様ご家族が
ご来店されました。
純国産糸を用いて染め上げた訪問着をお求めいただいた際に、
父母の想いを受け継いで幸せに嫁がれるための一枚に加えて、
日本の絹の大切さもまた身に纏う幸せをこれからも忘れずに持ち続けて
いきたいとお話されておりました。これこそがほんものであり、
着物は心を継いでいく決して着るものとしてだけではなく、
想いの分身そのものでもあると思います。


私共着物に関わる仕事をさせていただいている中、このような一生の
幸せの場に少しでも携わらせていただくことが一番の嬉しい瞬間でも
あります。


日本には風土豊かな四季がある中、この四季を通じて生まれた
日本の絹は私たちの絹でもあり、これは私たちの誇りでもあると思います。
もっとたくさんの方にこの純国産絹を知っていただき、より多くの方に
この絹の素晴らしさを体感していただきたいという思いを大切に今後も
私共自身、また業界が一丸となって努めていくことが大事ではないかと
思う次第です。





■株式会社 宮川呉服店のプロフィール
【北見店】北海道北見市大通西2丁目1番地パラボ2階
     電話0157-25-5298
【湧別店】北海道紋別郡湧別町中湧別中町561
     電話0158-62-2042

HP:http://www.miyakawa-gofuku.jp
E-mail:info@miyakawa-gofuku.jp
純国産絹マーク表示者登録番号:108





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●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp

●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp

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