座繰紬を誂える

今朝も氷点下からのスタート。秋を通り越して、早くも冬の気配です。
先日開催いたしました「羽衣染織展」には天候が悪い中にも関わらず
たくさんのお客様にご来場頂きまして誠に有難うございました。


数日前のこと、自分で着るためにお願いしてあった座繰紬をいよいよ
仕立てることに。


地入れは済ませているため、裏地を既成の色見本から選んでみるのだが
どうも色目が合わない。
何件から取り寄せてみたものの微妙に色目が違うのです。
結局別染めすることになり、裏地が染め上がるまで先に縫紋を入れるとする。





紋の色糸を取り寄せて実際に紬と合わせて確認するのだが、
お洒落に着こなすというよりは、かしこまった際の着用が多いために
無難無難な色糸を用いてお願いすることに。


毎度のことながら思い切った色目の紋を入れたり、冒険する額裏を付けたり
できないのは、まだまだ遊び心が足りないのだと思うところです。





伊勢崎の染織家・芝崎 圭一氏が創る座繰り【ざぐり】紬は手作りの
糸のみを使い、ひとつひとう確かめながら手織で織り上げることから、
たてよこの濃淡が独特の温かい表情を生み出します。


修行時代から慣れ親しんだ一枚を纏う日が楽しみになって来ました。






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千切屋創業290周年記念 羽衣 染織逸品展
ありがとうございました。
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