特別展示その2

先日ご報告しました感謝継承 宮美展にての特別展示第二弾と
いたしまして「人間国宝展」のご案内です。


今回の就任記念展にふさわしく、現代に受けるがれる技と伝統を
重要無形文化財保持者五人の作品を一堂に揃えて、皆様には
高い志と情熱を肌で感じて頂きます。





志村 ふくみ    
色が踊り、リズムが揺れる、生命の色を描く
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日本の伝統技術である紬織(つむぎおり)を自身の豊かな感性と想像力を
生かし、素材を大切に野山から採取した草木で糸を染めることを
「草木の抱く色をいただく」と表現するほど自然に対して純粋で、
素直な姿勢をとり続けている作家ではないでしょうか。




羽田 登喜男
友禅の旋律
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文様は繊細なタッチの糸目友禅で仕上げ、柄は加賀調の色挿しで優雅な
京友禅と実写的な加賀友禅を融合させて志高の名作を創り続けておりました。
時流に逆らうのではなく時流の真っ只中にいて、その時流を見つめながら、
それに流されることのない物創りを信念とされていました。




細見 華岳    
受け継がれる技の美、織の風
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帯を織り上げる際、図案を経糸に挟み、それを見ながら模様の部分に
経糸を随所に織り、はめていく最も原始的な姿に近い紋織物でもある
綴織分野で初めて重要無形文化財保持者に指定された、爽かで淡彩に表現
されている世界です。




喜多川 俵二
日本の美の根源を宿す
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平安時代以来、宮廷や武家の儀式作法に通じることを「有職(ゆうそく)」と
いい、その織物は貴族や祭祀・儀式・公的な行事の他に日常生活での装束調度
に用いられてきた織物です。天皇御即位大典御装束「御即帯」「十二単」や、
皇太子殿下 雅子様御婚儀装束「御即帯」「十二単」などを製帯しています。





北村 武資
伝統が脈打ち、悠久のロマンが香る
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あまりにも至難な技であるがゆえに姿を消していったといわれる日本古来の
織物の複雑な糸のからみのおもしろさに魅せられて、初めて古来の織技技術
復元に成功し、新たな世界を築き上げました。「羅」、「経錦」と二つの
重要無形文化財保持者の厳しい研鑽を重ねて織り上げられた世界です。





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社長就任 感謝継承 宮美展
4月12日(月)・13日(火)・14日(水)
ホテル黒部 2階「富士の間」

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