綴名古屋帯
北海道は日増しに秋が深まっていく気来です。
先日の夏のお茶会のお礼状を書いていた際、冒頭文に困るほど
全国的に秋を先取りしているような気がします(涙)。
秋ひとえもこれから本番を迎えていきますが、今回は以前に制作をしました
綴名古屋帯のご紹介をと思います。
鉄色、チャコール地の手織りの綴地に箔と刺繍であしらった名古屋帯。
洒落ものなのか礼装なのか、微妙な具合どころを重きにおいてデザインと
配色をお願いいたしました。
地色の鉄色は色糸だけではイメージが湧かず、
何パターンも試織(3寸=約10センチ程)として織って頂いてから
この地色に決めることに。
爪綴の重たい技法ではなく、あくまで「刺繍と箔」のみとして、
少し軽い装いからお締め頂けけるように、またひとえ時期に最適な
綴の名古屋帯ですからあえて白糸と銀を主として、金箔はポイントのみに
使用しました。
刺繍ものを制作する際、図案の段階においては平面的にしか表現されない
こともあり、一番大事なのは出来上がりのイメージをしっかり共有する
制作側との信頼関係だと思います。
色無地や附下にも合うように、そして今回のテーマでもありました
少しお洒落な小紋にもさりげなく合うようにを心がけました。
小紋はオフホワイトの「葡萄唐草」。
唐草の中の色目もしっかりと暈して染め上げているとても手の込んだ小紋です。
※ 綴名古屋帯「遠映文」 ・・・ 制作:川島織物
※ 京友禅小紋「葡萄唐草」・・・ 制作:川勝商事
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「悉皆展 洗いシミ抜き 30%OFF」
8月26日(金)〜 9月11日(日)
宮川呉服店 湧別店・北見店、両店舗にて開催
8月26日(金)〜 28日(日)3日間、悉皆職人来場
※北見店のみの来場。
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●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp
●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp
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