反省の日々
先日のお茶のお稽古は盆香合。
香合が名物であったり、由緒がある場合香合を炭斗に入れずに、
後から盆に載せて運び出し、香を焚く。
普段から自分の都合の良いときにしかお稽古せず、先生に甘えていた
罰がしっかりとここで表れるのです。
初炭手前をすっかり忘れてしまい初掃き、中掃き、後掃きともに
何度もやり直す。
優雅さが足りなく、掃くたびに先生の方をチラッと見る自分の自信の
無さたるや否や、すかさず月形を切った時に灰をこぼす。
炭もうまくつかめずに先生も苦笑い。
濡れ茶巾で蓋、釜の向こうの肩、胴、手前の肩から「つの字」に清めて
いく所作は自分でもぎこちないと分かる程だ。
「まあ、久しぶりの炭手前だから」と先生もフォローしてくれるものの、
ここにきて邪念を振り払い、真摯に茶の道に励まねば、と思う始末。
忙しいという言い訳に託つける自分から早く脱皮して、
自覚を持たなくてはと反省しきりの一日であります。
先輩弟子に頼まれていた絽縮緬地の二巾風呂敷は、先生へのお礼のお品に
使われるようにお好みの色目に、抜きで名前を入れることに。
所作は駄目でも、仕事はしっかりとしなければと嘆く今日この頃です。
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