絽綴名古屋帯

本日の北見地方、天候も良く気温も二桁にまで上がり、遅い春が
やって来たという心地の良い一日。


先日2日間に渡り開催されました裏千家淡交会北見支部の研究会も
無事に終了し、これからいよいよ仕事モードに突入となる、
言わずと知れた遅いスタート。


本日も溜まりに溜まった仕事をこなして、閉店後現在も明後日からの
記念展への準備に追われているのです。





初夏にふさわしい絽綴八寸名古屋帯は、これからの季節強い日差しに
向けて淡く涼感を前面に表現されてい一筋。


大柄に表現された七宝文様は輪郭を暈し、背景に寒色のブルー、藤色を
施すことで、大胆な柄の中にやわらかさを表現されている調和がみられます。





横段の中に幾何学文様を織り込んだこちらの見所は、挿し色。
夏ならではの優しい色糸で織り込まれる、季節感満載の絽綴なのです。




絽綴帯は6月後半のひとえの着物に合わせる他、7月・8月の盛夏にはもちろん、
9月前半のひとえの着物までという期間に合わせて活用される夏帯。


絽綴の「綴」は、夏帯の中では最も格式が高いとされている織物から、
合わせるきものは色無地から附下、訪問着など主に「紋」が入っていると
される正装用がほとんど。


昨今、絽綴名古屋帯のほとんどは紋織とされる織機ものが多く、手機のものは
少なくなりつつあります。





楊柳地で染めたひとえの附下は、訪問着まで格式ばらず、無地感覚を
重視した当店の創作品。


これから増々日差しの強くなる時節に、間違いなく最適なのだと
一人で思い更ける、残業合間のブログ更新となりました。





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創業110周年記念 宮美展
4月17日(火)・18日(水)
ホテル黒部 1階「大雪の間」

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