松煙べんがら染め小紋

「松煙べんがら染め松煙小紋」は伝統的な引き染めにて、松煙=樹脂分の
多い松の根を燻した煤を、膠で練ったものを豆汁で溶いてた下染めを施し、
べんがらの染料を用いて色を挿す、手間暇が掛かった一枚となります。





べんがらとは土から取れる成分(酸化鉄)で紅殻、弁柄とも呼ばれ
語源はインドのベンガル地方より伝来したことからそう呼ばれ、
大地の赤とも表現されているほど古く、旧石器時代から使われた最古の
顔料であり古代色。


綿紬の生地に染め上がったこちらは、ゆかたを通り越した綿の小紋として
お召しになられることでしょう。





1反ことに糊置きし、日本古来の伝統製法(注染・抜染・型染)による技の
結集は広衿仕立てにして、なごや帯を合わせても上質感が増していくのでは
ないでしょうか。


今年の受注品は例年よりもやや遅れ、このところの東京地方での雨続きに
よる染め工程の停滞がありますが、連休明けにはその他各種のゆかたも
入荷してくる予定です。



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