「礼橘」

先に開催されました「創業110周年記念 宮美展」にても特集を
させていただきました、京都「千總」が創り出す礼装きもの
「礼橘(あやたちばな)」を改めてご紹介いたします。



礼を重んじる際に必要とされる衣服は、第一礼装からはじまり準礼装へと
その場の格式に準じて使い分けをされることと思います。


「千總」が染め上げる礼装のきものは、古くから受け継がれてきた感性と
豊富な所蔵品から生み出される洗練された意匠と、はんなりとした京の色。



雅やかなきものは、着る人を引き立たせて、心を晴れやかにもしてくれる
ことでしょう。

桃山煌彩(ももやまこうさい)と題された訪問着は、その名の通り
桃山時代の小袖の意匠から取材された一枚。

桃山時代は小袖の基本型が完成した時代で、その文様や配置にも大いに
特色があり、その時代に創られた小袖に見られる文様の特徴は
一定の区画を作り、そのなかに文様を詰める手法が特徴とされるのです。



小袖全体を段状に区切ったり、半身ずつ異なった裂を用いたり、
肩と裾を雲形や直線に区切ったものなどがあり、その内に様々な文様が
表わされています。

この桃山煌彩は、大きく染め分けた区画に四季の小花を配置して
豊かに染上げた、彩りの妙がたおやかさを表現している上品な一枚。



その柄の中にアクセントとなる「橘」は、千總の社の由来でもある
千切台に生けられる花。

老舗の誇りと良心をもって品格のあるきものをお届けいたします。


「礼橘」のパンフレットは店頭にてご用意しております他、ご用命の
際は、お電話もしくはお問い合わせのメールまでお気軽にお申し付け
ください。





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