寒い日に夏物などを

寒い日が続く北見地方、連日マイナス二桁は日常と化しているためなのか
完全に身体が冬モードに切り替わり、この時は期中途半端に寒い東京や京都
などの出張先で油断をしてしまい風邪を引いて帰ってくることが毎年恒例の
ような気がしているから、寒冷地仕様のまま乗り越えなくてはいけません。


今月は所用で3回の札幌行きが決まっているのだが、ここ北海道の広大な
土地柄冬路を車で行くことになるときには片道5時間はみて行動しな
ければいけなく、途轍もない疲労感が待っているのです。


月末からは東京も控えているということもあり、今回の札幌は時間と
労力を考えて飛行機にもお世話になることに。
思えば先月の札幌では猛吹雪の中、車で片道8時間という経験もしたため、
これならばいっそのこと札幌を飛び越えて東京や京都に行く方が、
よっぽど楽かもしれません。


普段の行動範囲で仕事上、定期的にお誂えものなどをお届けに行く際でも、
冬の雪路では夏の同じ距離に比べ、かなりの時間が掛かるためどうしても
時間的なロスが生じます。


土地柄目的地まで2時間掛かり、お客様宅滞在時間30分、そして帰りに2時間。
一日中運転していたような、そんな日もザラにあるのが雪国の辛いところ。





そんな極寒の中で生活しているところ、昨年からお願いしていた夏ものの
制作図案もメーカーから到着となれば、この気温のことなど言っては
いられません。


外はマイナス20度でも図案を前にすると、気持ちを真夏に切り替えて、
ひとえ・絽のきものに合う夏帯制作に取り組む。


例年4月に開催する展示会に向け、時間的余裕を持って進めていかなくては
ならないのですが、出来上がるのは大抵会期ギリギリと、
図案のGO出しが遅く、制作側にいつも迷惑を掛けているのはこの気候の
せいだと一人言い訳がましくなってしまいます。





同時進行でひとえ・絽のきもの創りにも取りかかり、互いに相性の良い
好みの統一を計った当店らしい、当店好みの品にする。



さて、これから改めて図案と向き合います、
この春発表する創作品の出来映えをお楽しみ下さい。




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