創業170周年記念 悠久の美 川島織物展

このところの北海道は日一日と朝晩の冷え込みが感じられるように
本格的な秋に向かってまっしぐらといったところでしょうか。


この秋の大イベントとして下記の日程に於きまして
「創業170周年記念 悠久の美 川島織物展」を開催する運びとなりました。





川島織物は初代・川島甚兵衛が京の地に創業以来、本年で創業170周年を
迎えることとなりました。


変らぬ伝統として織物への探究は脈々と受け継がれ、その精神はさらに
高い技術・感性を求め「悠久の美」を追い続けて参りました。


本年節目の年を迎えるにあたり。その想いを込めまして
「川島織物 創業170周年記念展」を開催する運びとなりました。




この度の記念展では、創業170周年を記念いたしまして京都・市原 
川島織物文化館に所蔵する織文化の歴史を知ることのできる約8万点にも
及ぶ史資料のコレクションの中から、幾度にも交渉を重ねまして実現を
した明治宮殿・双幅壁面装飾織物「断機の綴 春郊鷹狩の図」を特別出品
して皆様方に御披露目させて頂きます。


この綴錦「春郊鷹狩の図」は一度製織を始めましたが、第一次世界大戦
混乱によって海外から輸入していた上質な染料が途絶えたために、社主は
品質に責任が持てなくなる、とこの作品の経糸を切断して一旦中止の決断
をいたしました。


川島織物では、この未完の綴錦を「もの創り」に対する姿勢の訓として
現在まで大切に受け継がれている、川島の精神といえるものといえる作品です。


横幅6m60cm、高さ1m13cmと迫力あるこの綴錦は現在では劣化が進み、
門外不出の史資料として、北海道ではもちろん初お目見えとなる作品です。





またその他、大正から昭和初期にかけて制作をいたしました「澤部清五郎」の
貴重な綴原画の資料なども特別展示をいたしまして皆様にご披露をいたいします。


一人でも多くの方にご覧頂き、織物が果たしてきた役割を見つめ、
薄れつつある日本独特の叙情や季節感を感じて頂きましたら幸いです。


この3日間、パラボ5階催事場が美術館となる特別展で皆様方にお目に
掛かりますことを楽しみに一同お待ち申し上げております。



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創業170周年記念 悠久の美 川島織物展

平成25年10月4日(金)から6日(日)午前10時〜午後6時30分

パラボ2階 宮川呉服店特設会場  北見市大通西2丁目1番地コミニュティープラザパラボ
入場料 無料

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●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp
●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp

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