士乎路紬②

秋晴れが続く北海道・北見地方ですが、昨日京都から来た
お取り引き先は京都との気温差にやられて、すっかり風邪を引いて
しまったようです。
本日は、以前も紹介した士乎路(しおじ)紬のご紹介。





能登半島は別名、士乎路(しおじ)と呼ばれ、この能登半島の入口、
羽咋(はくい)の近くで水島繁三郎氏によって士乎路紬は生み
出されました。




水島氏は長年、草木染めの研究を続け、紬には手引きの真綿の結城紬糸、
染色には大島紬の草木、泥染めが色合い・光沢とも素晴らしいと知り、
この二つの紬の優れた部分の合わせもつ作品を創り上げたことが
士乎路紬の起源です。


しかもシワにならずに、ぴったりと身体に馴染むものをという
水島氏の長年の願望からタンパク加工を施す研究に成功、
シワのよらない画期的な特徴を生み出しました。





士乎路紬は生地に弾力性があり、着はじめからしなやかで肌に良く馴染み、
洗えば洗うほど感触はさらに良くなり、光沢もますます冴えをみせて
くれるという大きな魅力を持つ、手作りの紬としてなお、現在まで
改良に改良を重ね、今に至っています。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

創業170周年記念 悠久の美 川島織物展
有り難うございました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp
●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー