甕垂れ文様附下
日本の着物文化を受け継ぎ、後世に伝えていくことも私たちの大事な使命です。
江戸時代前期に制作された小袖を意匠に見事に染め上げた附下。
原本に忠実に、疋田鹿の子、バラ疋田絞りを施し、桶出し絞りで染分けた
大胆な構図に繊細な墨線の描絵は、辻が花染めの技法を彷彿とさせます。
胸部分は絞り技法を用いず、墨描きのみの柔らかい表現として裾部分との
強弱をつけています。
綸子生地、地紋共に細部まで拘り現代の技術をもって制作。
品格ある古典文様は今までも、これからも受け継がれていく私たち
日本人の大切な思いのひとつです。
原本の小袖は江戸時代寛文の頃、織部焼に散見される文様で、
甕にみられる薬の流れに付会させて取り上げたものと思われます。
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「2016新春初市」
平成28年1月2日(金)〜11日(月)
パラボ2階宮川呉服店
※1月2日(金)〜5日(火)までは午後6時閉店となります。
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●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp
●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp
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