踊り初め

新しい年となり、例年に違わず新春の伝統行事が毎週末のように
開催されています。



先日は好意にしていただいている社中の踊り初めの会が盛大に開催されました。
今回は3歳の可愛い子供の初舞台から、名取さんの、大先生の迫力ある舞いに
多くの観客からも拍手喝さいと大盛会です。



舞台裏では次の出番に備えてベテランから新人まで全員で着付けのお手伝いと、
無駄の無い動きに見とれてしまうほど、あっという間に着付けが終了。
さすがに3歳になる子はお母さんと一緒におもちゃで遊んでいるだけでしたが。



能登半島は別名、士乎路(しおじ)と呼ばれ、この能登半島の入口、
羽咋(はくい)の近くで水島繁三郎氏によって士乎路紬は生み出されました。


水島氏は長年、草木染めの研究を続け、紬には手引きの真綿の結城紬糸、
染色には大島紬の草木、泥染めが色合い・光沢とも素晴らしいと知り、
この二つの紬の優れた部分の合わせもつ作品を創り上げたことが
士乎路紬の起源です。



しかもシワにならずに、ぴったりと身体に馴染むものをという
水島氏の長年の願望からタンパク加工を施す研究に成功、
シワのよらない画期的な特徴を生み出しました。


士乎路紬は生地に弾力性があり、着はじめからしなやかで肌に良く馴染み、
洗えば洗うほど感触はさらに良くなり、光沢もますます冴えをみせて
くれるという大きな魅力を持つ、手作りの紬としてなお、現在まで
改良に改良を重ね、今に至っています。


2月21日から開催いたします「伝承の紬展」では是非お手に触れ、
その肌触りを実際に感じてくだされば幸いです。





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手づくりの心と人 
伝承の紬展

と き: 平成30年2月21日(水)〜25日(日)
ところ: パラボ2階宮川呉服店特設会場
     午前10時〜午後6時30分 

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●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp

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