第77回 洛趣会

昨日まで京都出張に行って参りました。


いつもこの時期、11月始めには必ず京都には伺うのですが、
毎年11月3日、4日と決まって京都の老舗中の老舗30軒が、主に大きいお寺を
会場として自慢の品を展示する園遊会が行われております。


今回の出張は、ちょうど日取りが洛趣会にぶつかったために楽しみに
閲覧させていただきました。



今年で77回目という、大変歴史のある展覧会。昨年の八坂神社に変わり
今回の会場は 真宗興正派本山 興正寺です。



「宮脇買扇庵」「とらや」「田中弥」「尾張屋」「美濃幸」「一保堂」
「永楽」「辻留」「寺内」 「いづう」「松栄堂」「伊と忠」「竹・西河」
「千総」「初瀬川」「川島織物」「たち吉」など京都を代表とする老舗処が
 大集結です。


さすがに京都。歴史の重みが違いますね。
第一回目の洛趣会から同人メンバーは現在もほとんど変っていないと
いうことにも驚きですね。

毎年、この会にために全国からたくさんのお客様がお見えになられるそうです。



当店もお取り引きのある関係社から送られて来ますはがきが、
2名まで入館できる案内状となっています。
案内のはがきに毎年大きな天狗さんが。
きっと天狗してますと洒落のめしているものかと・・・。


受付けではがきと交換でお茶券とお蕎麦券が頂けます。



『売り申さず お賞めくだされ』のサブタイトル通り
各店のブースには選りすぐりの品々が並び目を奪います。



京懐石「辻留」の展示場。
懐石の神髄もここまでくると芸術ですね。



「一保堂」では床の間をしつらえての紹介です。


贅と都の粋を尽くした品々を見せてもらいお寺の佇まいも
味わえる大人気の催し。

あちこちでのご挨拶が繰り返され、秋の京都の社交会場の様相。



「とらや」の展示にも目が釘付け!


受付けで渡して頂いたお茶券で裏千家による薄茶とお菓子は「とらや」、 
お蕎麦は「尾張屋」 何時も変わらず美味しくご賞味させて頂きました。



]

これは目のお正月といったところですね。



とにかく凄い人、人、人…。
2日間で6千人以上の方が全国からお見えになるというのも納得です。



各店担当ブースの前では、それぞれの当主がおきもの姿で、
お客様一人一人にご挨拶。


こちらも第一回目から変らない光景だそうです。



「若松華揺」の逸品にも思わず見入ってしまします。
先日のブログでも紹介した織元な故に、真剣に見てしまうのは
やはり商売柄ですね(笑)。



「龍善堂」では季節の茶碗も。



「野口」の染めも見事に表現されていて、見ている私たちを
感心させてくれています。



お蕎麦の「尾張屋」では行列が出来るほどの大盛況です。



京都もほんの数日前まではとても寒い日が続いていたみたいですが、
当日は天候にも恵まれ、とても過ごしやすい充実したひとときを過ごす
ことが出来ました。


来年も、この時期に京都ですので是非また洛趣会に出向いてみたいものです。



さて、これから引き続き、お取引先まわり!


ゆっくりと京都の街を満喫している暇はありません(涙)。


頑張りましょう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp

●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp