京都出張その3

ニュースでも全国各地では寒さが厳しいと言われていますが、京都でも
非常に寒い日が続いています。


今回の京都出張は、今年の4月に北見市内のホテルで大々的に行われます
展示会に出品作品の制作が最終過程に入っている確認とその打合せ。


一つの作品の制作に要する期間は、その作品にもよりますが、約3ヶ月前後程
かかります。
例えば6月にお召しになる単衣のお着物を制作するにあたり、図案から柄を
起こし始めるのは、秋から冬には始めなければいけません。

今回おおよその商品が出来上がって来ている中、まだ図案で止まっていた
訪問着の最終構成に入ったのですが、これがなかなかの難航です。



一度、図案家に描いて頂いた絵柄を何度かやり取りした後に、担当と図案部、
そして図案家の4人で入念に打合せをした後に、一から図案を描き直すことに。



柄の基調は変らないのですが、どうしてもその柄の大きさや角度が違うために
早速その場で描き直してもらいました。


柄粋もそうですが、地色や挿し色も大事な決めごとです。
刺繍を施す位置や、完成して出来上がった立体的な着姿を考えての作業は、
大変というより、まさに「もの創り」の真骨頂ですね。



今回図案を担当して頂いたこちらは、京都千總図案家の今井さん。
4月の展示会には、実際に来場して頂く予定となっていますので、当日は是非
色々なことをお聞き下さいね。

それにしても今井さん、何度も描き直しすいませんでした(涙)。



帰りは、いつものように羽田経由の乗り継ぎ便です。
午後8時に降り立った女満別空港の寒さは・・・言葉に出来ないほど涙もの。
なにせ−20℃越えとは。



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