白山紬地 友禅風呂敷

先日のブログから「寒い」や「春が遠い」など、暖かさに飢えて半ば
あきらめかけた今年の春でしたが、ここ数日の間でだいぶ気温も上昇して
待ちわびた短い春がやっと北海道にもやってきたような気がします。



今日は新作の小物の中から風呂敷のご紹介を。




白山紬地に手描き友禅で染め上げられました風呂敷。
白山紬とはもともとは石川県白峰町で織り出された紬織物でしたが、
現在は金沢市近郊にある織元独自の登録商標となっています。


私が修行していた大阪心斎橋の呉服店では、婚礼の際のお荷物には
縮緬地の名入れの風呂敷の他に、必ずといって良い程この白山紬の
風呂敷も一緒に持参してお嫁入りをすると言うくらい現在も重宝されて
います。





紬ではありますが上品な光沢があり、染め上げた際の織り節にかかる
染め溜まりが手染めの味を表現してくれていますね。





大きさは95センチ×86センチ、いわゆる二四幅(にしはば)から
三幅(みはば)の間くらいの大きさになっていて、大きすぎずまた
小さすぎずといった頃合いの良い寸法です。


風呂敷は、必ずしも正方形ではなく、丈(縦の長さ)が幅(横の長さ)より
2〜3%長めにできています。これは正方形のものに比べて、
より伸縮作用が働いて使いやすい理由です。





柄目も数種類ご用意している他、お好みのお色目で別染め(名入れ)
などのお誂えも承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい。




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