断機の英断


婦人画報2013年11月号(10月1日発売)に、
★進化する川島織物セルコン「真善美(まこと)」の仕事が掲載。





その中には「川島の心の訓え」として大正時代に制作をされた
「断機(だんき)の英断」が2ページに渡り紹介されています。


4日(金)から開催される「創業170周年記念 悠久の美 川島織物展」では
今回、婦人画報に掲載されています実物の「断機」を持参し特別展示を
いたします。





大正5年に宮内庁から依頼があり、明治宮殿の壁掛装飾織物は縦約3メートル、
横約6メートルの巨大なもので、各種綴織の部分的な試し織りを経て、
ようやく大正9年に制作が開始。


1年以上かけて職人たちが全体の5分の1ほど織り上げたところで、織り込んだ
色糸の品質の不具合が見受けられます。

悩み苦しんだ3代目の妻・絹子は職人たちが帰った後、夜遅くこっそりと
織場に入り、これ以上織り進められないように、泣きながら経糸を切断
しました。


はさみを持った絹子は、手が震え、泣きながらその王朝蒔絵を切ったと
いいます。


宮内庁には即刻、謝罪に参上し、優れた染料が外国から入手できるまで
納品を遅らせたいことを願い出、新たな織機が新調されたのです。


途中で切断をした綴織の壁掛は川島織物に「断機の訓え」として
当時を伝える形のまま残されています。


素材や工程にごまかしのない「真」の本物の世界を是非ご覧ください。




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創業170周年記念 悠久の美 川島織物展

平成25年10月4日(金)から6日(日)午前10時〜午後6時30分

パラボ2階 宮川呉服店特設会場  北見市大通西2丁目1番地コミニュティープラザパラボ
入場料 無料

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●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp
●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp

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