夏の洒落帯

7月に入り、パラボにご来店されるお客様の中でも、頻繁に夏のおきものを
お召になっている方を大勢お見かけするようになりました。



普段のお出かけや、お食事会などでさりげなく夏のおきものをお召に
なられていると、観ているこちらが涼しげな気持ちになってきます。



今回は普段着に用いて合わせやすい、夏の帯をご紹介いたします。




紗地で織り上げられた八寸帯。



大市松を重ねた中にトンボ柄を崩した柄付けになっています。
単色使いの中にも、涼感を表すように袷の帯にはあまり用いられない
ブルー系の色を織り込んでいます。




写真では分かりにくいのですが、黒地の明石縮(あかしちぢみ)に合わせて、
きものと帯のコントラストを楽しんでも良いのではないでしょうか。




白地の絽縮緬に絞った、あっさりとした帯揚を合わせてみましたのは
あまり違う色目をゴチャゴチャ入れ合うよりも、全体のトーンをバランス良く
取り入れた方が、着姿全体の一体感が生まれ、清涼感も増してくると思いました。




すくい織りのこちらも紗の八寸名古屋帯は、地色全体が生成色に加えて
千鳥文様の挿し色に優しい藍色を用いていますので、夏大島をはじめとした
夏の織物に加えて、絹紅梅などにも合わせやすそうですね。





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