別注の難しさ

今日は朝の出社後すぐに、遠方からのお取引きがあったため午前中は喫茶店の中に
缶詰となり長くの商談が続く。


久しぶりに丸一日北見店にいることになっていたので今日出来ることは
なるべく片付けておこう、など思いながら朝自宅を出たのだが、気付けば
お昼を回っているとは予想外。





溜まっていた机上の書類を整理して、淡々と事務仕事をこなすのだが
気が付けば夕方となる。


宿題となっていた附下の別注に取りかかったのは閉店間際だが、
お客様のご来店もこの頃は少なく集中して取り掛かることに。





見本となる附下を元に要望を全て一から図案に変えていく。


松の柄が多いのと金箔がキツいということから、現物よりもっと
あっさりと無地に近く仕上げなくてはいけない。





箔が少なくても格調に欠け、松が少なくても吉祥とはいえない。
霞の中の七宝は出来るだけ脇役でなければいけず、これまた難しい分量
なのでしばし図案の前で固まるのです。


見本の附下よりも渋いグレーの地色になることから、柄の配色にも
注意しながら上前から胸に掛けて調整。



長い夜がこれから始まりそうです。



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