桝屋高尾製 漆箔袋帯


袋帯「壁画鳥文」製作:桝屋高尾

一目見るだけで引き込まれる洒落袋帯
経糸は墨グレー、緯糸に抜き墨色に合わせて朱漆箔を用いることでさらに
深みのある文様に織り上げています。

漆箔の控えた輝きが、金銀糸に無い重みと大きなアクセントになって
いるのが特徴。




桝屋高尾当主、高尾 弘(ひろむ)は1935年に京都・西陣に生まれた。
16才で父(高尾源之助)を亡くしてからは伯父(高尾菊次郎)を師匠として
西陣織の伝統の中でその技術と感性をひたすらに磨いていく。
1960年には株式会社桝屋高尾を設立。「従来に無い独創的で美しい織物を創りたい」。
そんな想いで、現在に至るまで、ただただ一心に織物に打ち込んでいく。
※桝屋高尾ホームページ 高尾弘(ひろむ)歩みから抜粋。



先日のHPで紹介した墨グレー座繰り紬に合わせてみる。
色数を抑えることで複雑な文様を上手に織り上げていて、錆びた朱色が
何ともいえない深みをだしています。





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●宮川呉服店 オフィシャルホームページ http://www.miyakawa-gofuku.jp

●お問い合わせ info@miyakawa-gofuku.jp

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座繰り紬

伊勢崎の染織家・芝崎 圭一氏が創る座繰り【ざぐり】紬。
父・芝崎 重一(しげかず)氏の作り上げた、手引き座繰糸を使用した
着物作りを継承されています。



その作品は、とことんまで糸にこだわり、他の追随を許さない風合いを
生み出しています。妥協を許さない芝崎氏の座繰り紬は心斎橋での修行時代から
触れていた間違いのない作品。




墨グレーの無地は栗の染料を用いた、草木染めならではの何ともいえない深みのある
色を風合い。少しの光沢感がまた品物の良さを出しています。




全ての工程を手作業で製作するからできる繭本来の糸を大切に繰り、
ほどよい空気を含むことから、しなやかで張りのある上質な
座繰り糸が生まれます。


袷はもちろんこれからの時期、軽やかな単衣でその糸の風合いを楽しみながら
お出掛けされてみてはいかがでしょうか。




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凱旋パレードと素敵な装い

熱戦の続いた冬季平昌オリニンピックが閉会してから数週間経ちましたが、
女子カーリング日本代表活躍が記憶に新しいところです。


全員が北見市出身ということもあり、昨日は北見市内商店街をカー娘5人の
が街頭パレードと市民報告会に臨み、多くの人々から祝福を受けました。



パレードは、市中心部の商店街を約30分で回る約600メートルのコース。


キャプテンの本橋選手、司令塔でスキップの藤沢選手ら5人が乗った
トラックが動き出すと沿道から「そだねー」の大声援、選手たちは笑顔で手を
振っていたのが嬉しかったです。



そして店頭では素敵な装いでご来店いただいたお客様、
米沢紅花紬に加納別誂、結城紬名古屋帯の春先取りです。



振り口からチラリと見える長襦袢は加藤萬自慢の創作品。
普段には無いレモンや茶色を組み合わせた拘りの柄付けと配色です。


お洒落な組み合わせは無限といわれますが、いつもながら素敵な装いに
思わずスタッフも見惚れてしまうほどでありました。


春の日差しがいっぱいになるこれからの時期、是非素敵な装いでお出かけに
なられてみてはいかがでしょうか。




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きもの洗いフェア開催!

2月21日(水)から伝承の紬展を開催いたしますのに合わせて、
23日(金)から同時開催といたしまして
「きもの洗いフェア 悉皆展」を開催いたします。


年末年始にお召しになったお着物から、初釜・踊り初めなどの新春の
お召し物のお手入れに是非この機会をご活用ください。




◆ きもの洗いフェア ALL30%OFF 
   2月23日(金)〜3月11日(日)まで開催


◆ 2月23日(金)・24日(土)・25日(日)3日間限り!
  厚生労働大臣認定 染色補正一級技士悉皆職人来場
  来場期間中3日間は、簡単な汚れやシミを無料でお手当ていたします。



生き洗いからシミ抜き、洗い張り、染め替えまで、おきもののお悩みは
何でも承ります。


きもの専門店ならではの、安心きものクリーニングが今なら30%OFF。
ご相談、お見積もりは無料で承りますので、お問い合わせはお気軽に
下記までご連絡ください。





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お手入れキャンペーン
きものクリーニング 30%OFF !!

平成30年2月23日(金)〜3月11日(日)まで北見店・湧別店にて受付
北見店にて悉皆職人来場 23日(金)・24日(土)・25日(日)3日間限り!
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手づくりの心と人 
伝承の紬展

と き: 平成30年2月21日(水)〜25日(日)
ところ: パラボ2階宮川呉服店特設会場
     午前10時〜午後6時30分 

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踊り初め

新しい年となり、例年に違わず新春の伝統行事が毎週末のように
開催されています。



先日は好意にしていただいている社中の踊り初めの会が盛大に開催されました。
今回は3歳の可愛い子供の初舞台から、名取さんの、大先生の迫力ある舞いに
多くの観客からも拍手喝さいと大盛会です。



舞台裏では次の出番に備えてベテランから新人まで全員で着付けのお手伝いと、
無駄の無い動きに見とれてしまうほど、あっという間に着付けが終了。
さすがに3歳になる子はお母さんと一緒におもちゃで遊んでいるだけでしたが。



能登半島は別名、士乎路(しおじ)と呼ばれ、この能登半島の入口、
羽咋(はくい)の近くで水島繁三郎氏によって士乎路紬は生み出されました。


水島氏は長年、草木染めの研究を続け、紬には手引きの真綿の結城紬糸、
染色には大島紬の草木、泥染めが色合い・光沢とも素晴らしいと知り、
この二つの紬の優れた部分の合わせもつ作品を創り上げたことが
士乎路紬の起源です。



しかもシワにならずに、ぴったりと身体に馴染むものをという
水島氏の長年の願望からタンパク加工を施す研究に成功、
シワのよらない画期的な特徴を生み出しました。


士乎路紬は生地に弾力性があり、着はじめからしなやかで肌に良く馴染み、
洗えば洗うほど感触はさらに良くなり、光沢もますます冴えをみせて
くれるという大きな魅力を持つ、手作りの紬としてなお、現在まで
改良に改良を重ね、今に至っています。


2月21日から開催いたします「伝承の紬展」では是非お手に触れ、
その肌触りを実際に感じてくだされば幸いです。





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手づくりの心と人 
伝承の紬展

と き: 平成30年2月21日(水)〜25日(日)
ところ: パラボ2階宮川呉服店特設会場
     午前10時〜午後6時30分 

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伝承の紬展

1月もあっという間に後半になり、つい先日までのお正月気分も
どこにいったのかというくらい平常な毎日が戻ってきました。


本日は店頭にて来月から開催する展示会の画像データ写真撮りを行いました。


これまで宮川呉服店はフォーマルを主とした装いの発信が多く、普段のきもの
「かたいもの」紬の個別展示会をしっかりと催していないということから、
数年前から準備をすすめ、この度一堂に紬の奥深さを発表させていただく
ことになりました。



紬の奥深さは着るほどに身体に馴染み、私たちの動きに寄り添ってくれます。
重要無形文化財にも指定さている「結城紬」は古来の技法をそのままに守る
紬の中でも最高級とされています。


そのしなやかな紬糸から作り出されるあたたかさを肌で感じる所以は、
作り手の計り知れないほどの質実な細やかさから生まれてきます。




精緻の巧みを追求した絹織物の王者とよばれる「大島紬」。
この度紹介すす大島紬は一般に産地の業者が自主的に図柄を選び商品とする
市場品とは違い、指定柄を受注生産する誂え品のみ。


今回の織物は「室町の加納」が厳格な製品管理のもと、一点一点図案の段階から
責任を持ち、専属工場で製造しています。




土のにおいのする「みさやま紬」は信州の手織り紬。
織物を一生の課題とする横山氏が草木染めを全身全霊で正直一途に染め、
手織りで織り上げます。


麻伝統とのハーモニーで生み出された紬の芸術品ともいわれる「士乎路紬」
能登半島は別名、士乎路(しおじ)とも呼ばれます。
糸へのこだわりから、ぬくもりと安心の着心地良さが身にしみて感じられる
ことでしょう。


「室町の加納」とは友禅の「千總」、帯の「川島」、御召の「矢代仁」などに
代表される織物の専門問屋として他社にはない、こだわり抜いた織物だけを
取り扱い続けています。
初代加納荘五郎が千治商店(現 千切屋治兵衛株式会社)より別家独立し、
大島紬結城紬琉球織物卸売業を創業した経緯があります。


手づくりの一点一点であるため、北見の店頭に一堂にご用意しての開催が
叶ったこの度、是非織物の素晴らしさを肌で感じていただけますよう
皆様お誘い合わせの上のご来場をお待ちしております。





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手づくりの心と人 
伝承の紬展

と き: 平成30年2月21日(水)〜25日(日)
ところ: パラボ2階宮川呉服店特設会場
     午前10時〜午後6時30分 

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厄除け「鱗文様」

今日は災難な1日。
朝一番に外商に出掛ける途中で知り合いからメッセンジャーにて
添付ファイルが届く。


何の気無しにスマホをタップして数分後、自分の携帯へ嵐のような数の
メッセージが届いていることに気付く。
どうやらFacebookが乗っ取られてしまい、私の知り合いへ勝手に
同じウイルスが散布されていたようです。


慌てて知り合いに解除方法を教えてもらい、その後散布させてしまった方々へ
お詫びのメッセージを打つこと小一時間。
生まれて初めてウイルス、乗っ取りにかかってしまった1日となりました。


こればかりは仕方がないところですが、いざ自分に降りかかってしまうと
世の中恐ろしいと実感したところです。


厄年ではないものの、お店に戻り厄除け鱗柄等の小物の陳列をして今日あった
自分なりの厄払いをすることに。





厄除けには「鱗(うろこ)柄」「七色」「長いもの」といわれ、
その中でも代表的なものは 鱗(うろこ)文様があります。

鱗文様は、三角の形を重ね合わせ、地と文様とがジグザクに入れ替わり
構成されたとてもシンプルな文様です。


「うろこ」という名前の由来は古くは古墳の壁画などにも描かれていて
魚のうろこに似ていることから付けられたといわれています。


鱗模様は蛇や蝶を連想して脱皮を表し厄を落とし再生するという意味があり、
江戸時代には厄除けの文様とされました。


厄除けに身につけるものは、鱗柄のほかに「南天(難を転じる)柄」、
「六つの瓢箪柄(無病)」などがあります。

「七色の腰ひもや帯〆」なども良いとされています。
かつて弘法大使が七色の小物を持って荒行に耐え、様々な苦難を逃れたという
説から七色は厄除けや福を呼ぶ力があるといわれています。


また数字の八と九を「やく」と読み、七は八九の前で
「厄が無く縁起が良い」とされて七色に厄除けの効果があるとされたようです。
語呂合わせのところもあったのだと感心してしまいます。




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